まず、基本事項として、以下のことにご注意ください。
1)産卵セットしようとしているクワガタの熟成
※羽化後、約1年以上が経過し、越冬を経験している個体が望ましい。
2)セットを組む周りの温度環境が25℃〜27℃前後
※国産オオクワガタの場合、低温では産卵しません。
次に、用意する資材と、用品ですが、
最低でも、以下の物があるといいと思います。
■産卵木 約3本(クヌギやコナラの椎茸ホダ木)
※直径10〜12cm 長さ14cm前後が一般に多く販売されております。
※国産オオクワガタの場合は、やや芯のある硬めの物を選択します。

■飼育ケース(中サイズクラスが良い)
■霧吹き(安値な物で十分)
■高蛋白なエサ(ばなな、高蛋白な専用のゼリー)
■寝床(広葉樹の発酵マット)
さて、それでは、産卵セットの下準備にとりかかりましょう。
まずは、
産卵木に水分を浸透させます。

この方法は、次のようにやるといいと思います。
・飼育ケースに水を入れる。
※なるべく熱い水の方が、浸透も早く、作業しやすいと思います。
・その中に、産卵木を入れ、浸すこと約6時間待つ。
・取り出し後、12時間〜24時間の間、日陰で乾燥させる。
※夏場など、高温時は12時間前後、冬の低温時は24時間前後を目安に。
※下に、新聞紙などを敷いておくといいと思います。

乾燥が終了する間際になりましたら、
今度は、飼育ケースに発酵マットを敷き詰めます。
産卵木に水分が沢山あるので、この場合は、水分は少なめにし、
よく攪拌し、セットしてあげてください。
だいたい、ケースの底部分より、5cm〜10cmでいいと思います。
産卵木がほどよく乾燥しましたら、
先ほど作成した発酵マットの上に産卵木をセットします。
横向きにセットし、産卵木が1/3隠れる程度に発酵マットを
敷き詰めてあげましょう。

※♀にも、好みがある場合があるので、産卵木は
ケースに入るだけの量が良いと思います。
中ケースですと、約3本くらいがいいと思います。
最後に高蛋白なエサを4〜5個ほど置いて、
成虫ペアを放してあげてください。
この後、3日、4日おきに、エサの管理をし、
セットから10日〜2週間を目安に、成虫の♂個体だけを、
取り出し、♀単体で、産卵に集中させてあげましょう。
通常ですと、交尾は、2日、3日で済んでいると思われますが、
念のため、少し長めの期間を考えた方が良いと思います。
また、しばらく経つと産卵木に青かびが発生してきますが、
これは、一時的で、順調に♀が産卵木をかじり始めると、
自然と消滅していきますので、ほとんど問題ありません。
セットより、約2ヶ月が経過すると、

初令の幼虫が誕生している可能性が高くなります。
慎重に、産卵木の割り出しを行ってください。
もし、卵で割り出してしまった場合は、
プリンカップなどに水分の含んだティッシュを敷き
その上で保管してあげましょう。
余談ですが、
産卵木の割り出し作業時にでる産卵木の割りカスは、
成虫管理用の寝床や、産卵セットの発酵マットのかわりに
代用することができます。
雑虫の発生を抑えるため、よく天日に干して、カラカラになるまで
乾燥させて、再利用してください。
以上で、「産卵させてみよう」は終わります。
この後、幼虫を確保することができましたら、
今度は、その幼虫を実際に飼育する方法を次のメニューで
お楽しみいただけると幸いです。
自分で得たクワガタの幼虫を羽化させ、
成虫になったときは、何ともいえない喜びがまっています。
一度や二度の産卵に失敗したからといって、諦めてしまったり、
飼育を止めてしまったりせずに、
どのような失敗の原因があったのか、よく勉強し、
自分自身の方法を見つけ出し、オリジナリティー溢れる
素晴らしいクワライフを送ってください。
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【ご注意】
ここで記載しておりますことは、私の体験・経験を基に
してご紹介しておりますが、完全に真似て、何かのトラブルが
生じても、責任は負いませんので、常識内でのご理解をお願いいたします。
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